自分がまだ見ていない世界は、新鮮だよねえ

自分がまだ行ったことのない土地、経験したことのない事、考えたこともないような内容、見たことのない生物、もう、あげていったら切りがありませんねえ。

という事は、『自分の中にある世界』というのは結構限られた情報によって作られている世界だという事ですね。

3人で話していたら3通りの『自分の中にある世界』の常識の範囲内で『言葉』を選んで話すもんだから、たまにそれぞれの『言葉の使い方』に違いがあって、誤解が生じるわけですよね。

ずるい人なんかは、わざと誤解されるように言葉を選んで相手の『自分の中にある世界』では利益になるような選択をさせて、お金や資産や時間を奪い取ることをします。いわゆる『詐欺』というものですね。

でも、大多数の人は純粋に『自分の中にある世界』の常識の範囲内で最善と思える言葉を自動的に選択しているはずなので、誤解が生じるのは話す人の『自分の中にある世界』の常識と、聞く人の『自分の中にある世界』の常識のズレからなんですよねえ、きっと。

世の中のすべての悲劇や喜劇は、そんな誤解から生まれているのかもしれませんね。

これを回避するためには、全ての人が『自分の中にある世界』での常識を共有化する事なんですが、えーっと、膨大な作業になりそうですね。

でも、自分にできることは少しずつでも実践していけば、常識の共有化ができていくことによって誤解が少なくなっていき、悲劇や喜劇も起きなくなってくると思いませんか?

では、自分がまだ見ていない世界を見る方法は?

いくつかありますね、オーソドックスなのは『旅に出る』なんですが、『人と話す』のも、その人の中の世界を知るという点で新たな発見をすることがあります。

それに近い方法が『本を読む』であったり『ブログを読む』であったりするわけですが、いかんせん『言葉の使い方、読み方』には難しいものがあって、書き手のスキルによって自分の中にある世界がうまく伝えられなかったり、読み手のスキルによって間違えて読み取ってしまったり、があるわけです。

なので、文字だけの情報では真意が伝わりにくいのが実情ですよね。

そんな中でも、いろんな人の書いている内容を総合的に考え合わせると、見えてくる世界があるわけですよ、実際のところ。

ここ数年、夫婦でいろんな図書館に行って借りられるだけ借りて読んでいるのですが、最近借りてくる本には「当たり」が多いように感じます。

新刊の棚から借りてくることが多いのですが、タイトルとパラパラめくって読んでみた感じだけで「おっ、これは読んでみよ!」と思うものが、じっくり読んでみるとこれがなかなか、思いもよらない価値を与えてくれるんですよねえ。

自分の人生と重ねて読んでしまう、という事なのかもしれませんが、困難や挫折を経ていろんな人に支えられ、助けられ、くじけず生きてきたからこそ今がある、人に感謝さえされるほどになれている、といったストーリーが多いかなあ。

なんだかね、共感できるわけですよ。そして、言いたいことがすうーっと入ってくるんですねえ、イメージとともに。

本まで出版している人たちなので、自分よりも1歩も2歩もいやいや100歩も先を行っているとは思うんですが、目指す方向は一緒なんだな、きっと。と思えるわけなんですよね。

という事で、今回借りた中で特にお勧めしたい3冊を紹介しておきます。

時間があったら別記事で書きますねえ。

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