特許取りましたあ!

ちょこっと自慢させてください。

実はわたくし、特許をふたつ持ってるんですよ。

一つ目の特許

二つ目の特許

でも、ふたつともまだお金になっていません。

なので、何が自慢できるのかというと、お金をかけずに特許をとれた!という点なのですね。

お金をかけないために、まず一番大事なのはなんといっても「自分で書く!」という事ですね。

その点で、非常に役に立ったのがこの本です。

元審査官の人なので、審査官がどんなスタンスで出願された案件に対してダメ出しをするのかが、分かり易く書いてあります。

良い特許というのは、出来るだけ広範囲に適用されて、出来るだけ分かり易く書かれていて、それを読めばだれでもそのアイデアを再現できるものなのですが、それをどう書けばよいのかが詳しく解説されています。

「今までにないアイデア」であり、そのうえで「簡単には考えつかない内容」である必要があるわけですが、審査官としては見つけてくるんですねえ、「こんな内容がすでに公表されているので、あなたのアイデアは新しくないですよ。誰でも考えつきますよね。」って感じで拒絶通知が返ってきます。

「よくこんなの見つけてくるなあ。でも趣旨が違うし!」とか思ってしまうわけですが、頭を冷やしてよく考えると、「ああ、自分の書き方がまずかったんだな。」と気づかされるわけなんですよ。

その点を気付けるような事例を挙げてくるんですよね、審査官は。

決して意地悪なのではなく、コンサルにならないように上手に自分で気づけるようにダメ出ししてくれるわけです。

そんな風に受け止めることができたので、私の場合は二つとも少しの修正を加えただけで特許登録になりました。

でも、特許申請にも、審査請求にも、特許登録にもお金がかかるわけです。なるべく少ない費用で押さえたいですよね。

そこで活用したいのが減免制度を使う事ですね。私の場合は1/3に減免される対象だったので、10年分の特許費用払っても大した金額にはなっていません。

10年のうちに特許を使ってくれる企業が現れたら、なあんて考えて楽しんでいます。

あと、無料のサービスも積極的に使うといいですよね。私の場合は「発明協会」というところで電子出願やその他の相談に乗ってもらいました。今は名称が変わっているので、担当が変わったのかもしれません。

私の場合、特許内容が以前の仕事内容関連の非常に狭い分野のものなので、なかなかお金に結びつくのは難しい感じなのですが、メジャーな業界でもし特許がとれたなら、大儲けも夢ではありませんね。

書くこと自体はあまり難しくありません、というか簡単に書いたほうが範囲が広くてよさそうですね。

本当に新しいアイデアなのか?という事を事前調査すべきである!というのはやはり鉄則ではあるのですが、「調査は審査官に任せちゃう。」というのも手ですね。結構大変な作業になりますからね。審査官は調査のプロですから、思いもよらないところの情報を「こんなのありましたから既知の内容です。」って出してきますからね。それを参考に、回避できる修正を加えればよいわけです。

特許は「文章」なので、もしかしたらあなたがもし普通にやっている事が文章化されてない内容であるなら、それは特許がとれるかもしれない、という事なんですね。

それをもし、自分で文章化して特許申請し、晴れて特許登録になるのなら、10万円もかけずに10年間夢見ることができるかもしれませんねえ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA