『安保徹』さんの書かれた本ですね。
精神的、身体的不調や病気は、何か間違った考え方、生き方、行動の仕方によって本来バランスの取れた状態で生活できるはずの精神や身体が、「バランス崩れてますよお、正したほうがいいですよお。」と知らせてくれている事なので、そのお知らせを無視してしまう、あるいはお知らせが来ないようにしてしまう薬はいらないのだ!といったスタンスで書かれている本だと思います。
でも、精神的、身体的不調や病気の時ってつらいですよね、実際。
そこで、彼の持論は『免疫力』が不調や病気を治すんだし、そもそも不調や病気にならないように守ってくれるチカラなんだよ、という事なんですね。
『免疫力』に関係しているのは『自律神経』で、『交感神経』と『副交感神経』があるんですが、それぞれが受け持つ得意分野の働きと生み出す状態があるようです。
『交感神経』は、外敵侵入!などの異常事態が得意分野のようで、『顆粒球』を増やして異常発生場所へ派遣し、外敵をやっつけます。まるで『大将』のようですね。たまに間違えて自分の体を攻撃してしまい、アレルギーなんかを引き起こしてしまう欠点もあるようですが。
『副交感神経』は、ストレスのない安心状態が得意分野のようで、『リンパ球』を増やして傷ついた部分を修復して癒していく役目を持っています。まるで『女神』のようですね。でも、その状態にどっぷりつかりすぎてしまうと、異常事態に対処できないヤワな精神や体になってしまうようなんですね。
どちらもやりすぎてしまうと、かえって体には良くないようで、バランスが大事なんですね。
そのバランスが良いか悪いか簡単に見分けられるのが『深部体温』なんですね。ベストなのは”36.5℃”なんだそうですよ。
『交感神経』が優位でも、『副交感神経』が優位すぎても、平熱がそれより低くなってしまうようですよ。
平熱が35度台なんて要注意!!免疫力が落ちていて、がんになってしまうかもしれませんよ。
具体的には、ぜひ本を読んで確認してください。
安保さんはたくさん本を出していますが、この本は大変読みやすく理解しやすいです。
自分自身で免疫力を強化していかなければならない今の時代に必要な情報だと思います。