大将性とは?

前の記事で、『大将』をイメージできる存在として”男一匹ガキ大将の銀ちゃん”を挙げました。

銀ちゃんは、幼子たちや子犬を愛でたり『女神性』も見せるのですが、顕著に表されているのは、愛する存在に対する危害や理不尽に対する『怒り』に基づく断固とした制裁です。

女神性』は、愛するもの全体が平安、安心、快適に生きることができるよう平常時の豊かな状態を生み出すよう心を配ります。

家族でいえば『母親』であり、体でいえば『副交感神経』であるわけですね。

対して『大将性』は、愛するもの全体に対する『脅威』あるいは『敵』が現れた時、断固としてそれに対処する、防御する、戦う、といった特質です。

家族でいえば『父親』であり、体でいえば『交感神経』と言えるでしょうね。

言わば緊急時に発揮される特質なので、ドンピシャなタイミングで発揮されるなら「カッコいい!素敵!」となるのですが、何せ『怒り』によって我を忘れてしまいがちなので時として愛する者たちにも被害が及んでしまいますね。

ほら、『交感神経』が本当は外部からの敵をやっつけたくて『免疫細胞』に指示を出すのに、自分の細胞を攻撃してしまう、みたいな。

ですから、時と場合に応じた『大将性』を発揮するには、全体の長期的な平安を考える『女神性』が必要不可欠であって、両者のバランスが大切だということですね。

じゃあ、どうやってそのバランスをとっていくの?となるわけですが、ズバリ!!学んでいくしかないですよね。

経験して学んでいく。

できるようになるまで真似する、練習する、訓練を受ける。

守られた安心安全な環境で、満足するまで学んでいくという特質を『子ども性』と私は定義したいと思います。

人は誰も完ぺきではありません。なにかしら学んでいくべきことがたくさんあります。

そんな全体的な『子ども性』が安心した状態で学んでいくことができるように、直面する脅威に対して断固として立ち向かうのが『大将性』ということですね。

自分のためにも、全体のためにも、適切に発揮したいものですね。

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